ここ最近、海徳寺では非常に水子供養の方が多くなってきていります。
水子の供養をどのようにお考えになっているのか不思議で、よくこちらもその心境をお聞きさせて頂いておりますが、時々、それはご供養なんかじゃないな?と、思う方もおられます。
「この先自宅でお位牌や仏壇も構えるつもりもないので、お経だけあげてくださいと仰るかたもおられます」それはまるで、水子の霊を追い払って欲しいかの様な感じでなりませんでした。
二人の結晶の魂を、何処かに葬り去るような形のご供養はいかがなものかと思って居りますが、ご本人が希望するのであれば仕方ないと思ってそうしている次第であります。
本当なら、たとえ水子であっても、ご先祖様にあたるのではないでしょうか?ご先祖様というと、とかくお祖父ちゃんお祖母ちゃんなど、先に亡くなった方を思い浮かべますが、この水子さんも、順番は逆でありますが、先に亡くなっている方と変わりないのではないでしょうか?
頼る人も無いまま先立ってしまったこの魂、誰を頼るのでしょう?誰に懇ろに弔ってもらうのでしょう?
あなた達二人の結晶を祓ってしまっていいのですか?勘違いしないでくださいね!ご供養というものは、細く長く続いていくものですよ、
その魂は大切にしてあげてくださいね。・・と、伝えたいくらいです。
ご供養事をお坊さん任せにしてはいけません。あなた自身の行いが、本当のご供養ですから。
その、「行い」を考えてください(*^^*)