お寺に居りますと、色々な相談ごとや悩み事が舞い込んでまいります。

中には、お寺に行けば解決できるだろうとお越しになるようで、大変ありがたいのですが、その期待に沿えない事も多々あります。

中国の諺に「疾に処れば則ち医を貴ぶ。禍いあれば則ち鬼に畏る」とあります。

この意味は、人間は病気になると、医者をありがたいと思う。また、災難にあうと、たちまちに神、仏を拝みたくなってくるという事です。

いわゆる「苦しい時の神たのみ」であります。

又、こんな諺も残されております「有て施さざらば、窮して与えることもなし」

これは、平素富が有って、人に施すことをしていなければ、いったん自分が困窮した場合に、人から与えられることは無いという事になります。

これらの諺と同じで、困って相談に来られる方は、平素から神仏を拝むことなく、信仰というものに無関心。

お寺に足を運ぶことも余りなさらない様な方が多いようであります。

何事もなく平穏無事で過ごせるという事は、とてもありがたいことであります。

困ってからお寺に足を向けるのではなく、困ってしまう前に、お寺に足を運んでみては(*^_^*)