皆さんのよくご存じである、「世界一貧しい大統領」ムカヒ氏、尊敬する人格者で有ります。
何度聴いても説得力のあるスピーチです。
この豊かな経済社会、人生をすり減らし、物を消費することが「社会のモーター」となり、消費が止まれば経済が麻痺し、経済が麻痺すれば不況というお化けが我々の目の前にあらわれ、経済を麻痺させないようにと更なる消費を促すという「使い捨て文明」を支える悪循環のなかに陥っていることに危惧しておりました。
かつての賢人、エピクロスやセネガそして、アイマラ人が次の様な言葉を残しているそうです。『貧しい人とは少ししか物を持っていない人ではなく、もっと、もっとといくらあっても満足しない人のこと』だそうです。
法華経の普賢菩薩勧発品の中に『欲少なくして足ることを知る』とあります。
そうです、浴に支配された生き方をするのではなく、その欲をコントロールした生き方をすることが大切な事なのです。
そして、このムカヒ大統領のもっとも説得力のあるところは、ご自身が欲をコントロールし、質素倹約を自らが行っている事であるからです。
私も公司共に、お坊さんとして生きていけるよう、精進したいものです。