本日、鷺沼中央離縁で、ご相談がありました。
先に連れ合い様を亡くされた方で、「あぁして上げれば良かった。」「こうしてあげれば上げれば良かった」、
また、「こうしていれば助かったかも」「しなければ延命できたかも」と、亡き故人の事を思いだし、存命中には湧くことの無かった感情に大変悔やんでおりました。
こういった経験をされた方のお話は、どのような法話やお説法よりも、深く考えさせられ、心をうちます。
「人は自分ひとりで生きて居るわけではありません」
「どのような境遇にあっても、結果に悔いのない様に、相手を想い、出来る限りの事をしてあげてくださいね」とお言葉をくださいました。
この様なお言葉を聞いて、思い出した言葉が有ります。
『一生を空しく過ごして、万歳に悔いることがあってはならない』との、日蓮聖人のお言葉でした。
今も昔も変わることなく、努力・精進が大切であるという事を、つくづく感じさせてくださった来客者でありました。