温故知新

これは中国の、孔子の残された言葉で有ります。

故(ふる)きを温(たず)ねて、新しきを知る。であります。

「何事にも、過去をたどり、十分に消化して、それから未来に対する新しい思考・方法を見つける」という事であります。

私たちは、現在というこの世を、自分ひとりの力で生き抜いていると勘違いしやすいものであります。

過去に縁の有った方々が居て、その恩恵を被って現在が有るのです。

その先師たちの意思をくみ取り、過去を学びながら、その時代に対する新たな手法を考え、根幹を変えづに新しい世界を開いていく事が大切なのであります。

このことは、万民に言える事だと思って居ります。

最近の方は、とかく新しいものに目を引かれがちのようでありますが、

ただ新しきことにとらわれて、過去を無視して去っては、何事も成就することはないでしょう。

皆さんも、たまには今の自分の、その昔(初心)を考え、振り返ってみては・・・