今朝、テレビを見ておりますと、最近のスポーツ界でのパワハラ問題が問いただされております。
このパワハラとは一体何なんでしょう?
私は、お坊さんをしながら、他の仕事も15年程続けて入りましたが、そこもパワハラ・ブラック企業となってしまうような会社かも知れませんでした。叩かれる事も有りましたし、罵詈雑言も言われたりも致しました。
しかし、そこには私に良くなって欲しいという意図が見え隠れするからこそ、私自身もパワハラと受け取ることはありませんでした。
最近のパワハラの裏側には、その人の為を思って叱ったり、叩いたりではなく、自分の私利私欲、会社の利益の為にしているような方々ばかりの様です。
怒ったり、叱ったりする側の行い一つでパワハラか、愛情ある叱咤激励か、紙一重で相手に伝わってしまいます。
きっと、上に立つようになると、景色が変わり、下になる方の気持ちが判らなくなってしまうからなのかもしれません。
人生の中で、痛みを知らない人が、人の痛みを知ることは、まず出来ないと思って居ります。
怒る側も無欲な心で相手を想い、怒られる方も素直な心で聞き入れることが無い限り、この問題は永久的に平行線をたどることかと思って居ります。
もし、上に立つことが有るならば、謙虚でいたいものです。