日蓮宗 習志野 海徳寺https://kaitokuji.net習志野市唯一の日蓮宗寺院Fri, 26 Apr 2024 08:12:25 +0000jahourly1https://kaitokuji.net/wp-content/uploads/2020/10/cropped-cf2a43ac490946fbf9cd57a4a097d6f4-32x32.png日蓮宗 習志野 海徳寺https://kaitokuji.net3232 さくらとシャクヤクhttps://kaitokuji.net/%e3%81%95%e3%81%8f%e3%82%89%e3%81%a8%e3%82%b7%e3%83%a3%e3%82%af%e3%83%a4%e3%82%af/Fri, 26 Apr 2024 04:04:49 +0000https://kaitokuji.net/?p=21746

平成30年(2018年)の身延団参の際に購入した桜を植えて早6年。ひっそりと、しっかりと、人知れず成長し開花しておりました。 色々なことがありますが全てを成長の糧として自身を養いいつかでっかく咲かせましょう。 いづれこの ... ]]>

平成30年(2018年)の身延団参の際に購入した桜を植えて早6年。
ひっそりと、しっかりと、人知れず成長し開花しておりました。

色々なことがありますが
全てを成長の糧として自身を養い
いつかでっかく咲かせましょう。

いづれこの桜の木の下でお花見ができるといいですね。

そして今年もひっそりと芍薬が咲いていました。
綺麗ですね。

これはほんとにシャクヤクですか?誰か教えて下さい!

綺麗に咲いて
そして散っていく

また来年会いましょう。

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令和6年4月 海徳寺 寺報https://kaitokuji.net/%e4%bb%a4%e5%92%8c6%e5%b9%b44%e6%9c%88-%e6%b5%b7%e5%be%b3%e5%af%ba-%e5%af%ba%e5%a0%b1/Mon, 01 Apr 2024 01:13:43 +0000https://kaitokuji.net/?p=21716

人生のアスリート この世を人は娑婆とも呼びます。語源は梵語の「サハー」に由来し、苦しみを耐え忍ぶ世界ということです。ところで東京オリンピック・パラリンピック。アスリートたちは出場を目指し今まさに胸突き八丁。様々な思いで日 ... ]]>

人生のアスリート

この世を人は娑婆とも呼びます。語源は梵語の「サハー」に由来し、苦しみを耐え忍ぶ世界ということです。
ところで東京オリンピック・パラリンピック。アスリートたちは出場を目指し今まさに胸突き八丁。様々な思いで日々練習の苦しみに耐え忍んでいます。しかしその忍耐があるからこそ表彰台で光る涙がこぼれ落ちるのではないでしょうか。
苦しみは人を成長に導くエネルギー源です。私たちも人生の表彰台を目指すアスリートなのです。

日蓮宗ポータルサイト『今月の聖語』2020年2月号

皆さんこんにちは!昨年は日蓮宗布教研修所研修員として、お施餓鬼や秋のお彼岸でお世話になりました。渋谷修大と申します。


布教研修所にて講師としてもお世話になった加藤御住職と、布教研修所副主任としてお世話になった山田上人に御縁を頂き、今度は山務員としてお世話になることになりました。
宜しくお願いいたします!


さて、四月といえば新年度の始まる月、新入生に新社会人、社会人であれば人事異動など、新しい生活、新たな出会いに、不安と期待とが入り交じる、そんな季節ですね。
期待通りの生活が始まれば言うことはありません。しかし、中々そうは行かない。
SNS等を覗いてみると、「初日で新入社員が辞めてしまった」そんな投稿が毎年よく話題になります。


「石の上にも三年」と昔の人達は言っていますが、昨今の社会情勢をみるに、辛くても我慢しろとも中々言えない今日この頃。
誰だって苦しい思いはしたくありませんし、思い通りに生きていきたい。でも、果たして全てが上手くいく生活が楽しいのでしょうか。
苦しみがあるからこそ、その中で楽しみが際だっていく。そうすることで人生に濃淡が生まれ、彩り豊かなものになるのではないでしょうか。


仏教では、この世界のことを「忍土」とも言います。苦しみを耐え忍ぶ場所。そもそも上手くいかなくて苦しいのが当たり前なんですね。
まずは、苦しいことが当たり前なんだと受け入れ、耐えてみる。特に新生活が始まったばかりのころはまだまだ慣れないことばかりで上手くいくことの方が珍しいものです。
三年、とは言いませんが、すぐに降りるのではなく、もう少し石の上に居てみたら見えている景色が変わってくるかもしれません。


この思いを胸に、これから頑張って参りますので、皆様どうぞ宜しくお願いいたします。

令和6年4月 海徳寺 寺報

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令和6年度 春季彼岸会の模様https://kaitokuji.net/%e4%bb%a4%e5%92%8c6%e5%b9%b4%e5%ba%a6-%e6%98%a5%e5%bd%bc%e5%b2%b8%e4%bc%9a%e3%81%ae%e6%a8%a1%e6%a7%98/Sun, 24 Mar 2024 05:18:10 +0000https://kaitokuji.net/?p=21709

令和6年3月20日(春分の日)11時より、海徳寺本堂にて春季彼岸会を行いました。当日は30名ほどの檀信徒の皆様がお集まりくださいました。 法要前に山務員の山田がお彼岸についてお話しをいたしました。その後、彼岸会法要を開式 ... ]]>

令和6年3月20日(春分の日)11時より、海徳寺本堂にて春季彼岸会を行いました。
当日は30名ほどの檀信徒の皆様がお集まりくださいました。

法要前に山務員の山田がお彼岸についてお話しをいたしました。
その後、彼岸会法要を開式。有縁の僧侶の方々、檀信徒の皆様と一緒にお経を読み、お題目をお唱えさせていただき、皆様のお申し込みされましたお塔婆を読み上げ、ご供養させていただきました。

まだまだ寒暖の差が激しい日々が続きますが、皆様どうぞご自愛くださいませ。

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令和6年3月 海徳寺 寺報https://kaitokuji.net/%e4%bb%a4%e5%92%8c6%e5%b9%b43%e6%9c%88-%e6%b5%b7%e5%be%b3%e5%af%ba-%e5%af%ba%e5%a0%b1/Thu, 29 Feb 2024 20:00:00 +0000https://kaitokuji.net/?p=21677

神鏡 鏡の前に立ったとします。あなたの顔、映っていますよね。でも不思議に思いませんか? 一番身近にありながら自分の顔は鏡を通さないと見ることができません。同様に私たちの生き様自体も自分では見えているようで実は見えていませ ... ]]>

神鏡

鏡の前に立ったとします。あなたの顔、映っていますよね。でも不思議に思いませんか? 一番身近にありながら自分の顔は鏡を通さないと見ることができません。
同様に私たちの生き様自体も自分では見えているようで実は見えていません。私たちの姿がありのままに見えているのは仏さまのみです。その仏さまの目を「神鏡」というのです。
そんな私たちが「神鏡」に映った我が身を見る術は、素直な心で一心に仏さまに手を合わせる。この一点に尽きるのです。

出典:日蓮宗ポータルサイト『今月の聖語』 2020年10月号

先日、調べ物をしていて、たまたま見たユーチューブに、「本物の鏡の見分け方」という短い動画がありました。鏡に本物も偽物もあるんかいな。と思い見てみると、「本物の鏡」は指で鏡に触れたとき、鏡に映った指先と指の間に距離があり触れることが無く、「偽物の鏡」は指で触れたとき、鏡に映った指先と指が接するそうです。
思わず「へぇー」とボタンを押しそうになりました。
 
よくよく調べてみると、鏡に映る自分の姿もそのままの姿で映っているのではなく、肌の色が違ったり大きさが違ったりするのだとか。
だからメイクをしたときになんか思ったのと違った。なんてことも起こるのだとか。

実は私たちが目で見えているものや色はそのままの姿や色で見えているわけではない。
幼いころにテレビか何かで見たような気がします。
そう考えると、目で見えているものが常に正しい。とは言えず、本質は目で見えないところにある。と言えるのではないでしょうか。

そういえば、サン・テグジュペリの著書「星の王子様」でも「いちばんたいせつなことは、目に見えない」という言葉がでてきますね。
 
いつも鏡で見ている自分はどうでしょう。どんな自分が映っていますか。
どんな自分であれ素直に真面目に真剣に。自分の人生を歩んでいきたいものです。

正しいモノの見方とは。正しい人生の生き方とはなんだ。
それを映してくれるのが佛教という明鏡です。そしてその佛教の神鏡こそが「法華経」なのです。この本物の鏡が曇らないように、映っている自分を見失わないようにお題目をお唱えするのです。お題目にはそんな力があるのです。

令和6年3月 海徳寺 寺報

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令和6年 春季彼岸会法要のご案内https://kaitokuji.net/%e4%bb%a4%e5%92%8c6%e5%b9%b4-%e6%98%a5%e5%ad%a3%e5%bd%bc%e5%b2%b8%e4%bc%9a%e6%b3%95%e8%a6%81%e3%81%ae%e3%81%94%e6%a1%88%e5%86%85/Wed, 21 Feb 2024 06:22:11 +0000https://kaitokuji.net/?p=21685

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日時

令和6年3月20日(水・春分の日)11時より

塔婆代

1本 4,000円

その他

・お申込みは、郵送ハガキ、FAX、ホームページよりお願い申し上げます。
・卒塔婆代は当日受付にてお支払いいただくか、郵便振り込み(振込番号00150-0-56705)にてお願いいたします。

・お塔婆は法要後に受け取れます
・申込みは3月17日(日)までにお申し込みください。

[contact-form-7]
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令和6年 海徳寺節分会の模様https://kaitokuji.net/%e4%bb%a4%e5%92%8c6%e5%b9%b4-%e6%b5%b7%e5%be%b3%e5%af%ba%e7%af%80%e5%88%86%e4%bc%9a%e3%81%ae%e6%a8%a1%e6%a7%98/Sun, 04 Feb 2024 06:52:56 +0000https://kaitokuji.net/?p=21667

令和6年2月1日(木)14時より海徳寺本堂において祈願祭とあわせました節分会を行いました。 当日は20名以上の方々が参加いただき、祈願祭、豆まき、じゃんけん大会を行いました。 仏様からの「福」を皆さま沢山いただいているよ ... ]]>

令和6年2月1日(木)14時より
海徳寺本堂において祈願祭とあわせました節分会を行いました。

当日は20名以上の方々が参加いただき、祈願祭、豆まき、じゃんけん大会を行いました。

仏様からの「福」を皆さま沢山いただいているようでした。
今年もまた日用品をまかせていただきました。

じゃんけん大会では皆さんと一緒に大声で笑い、
まさに「笑う門には福来る」という言葉がぴったりな時間を過ごしました。

それぞれが頂いた「福」をまた他の誰かにおすそ分けしていただければ、きっとまたさらに「福」が舞い込むのではないでしょうか。

相田みつをさんの詩「わけ合えば」の中には


うばい合えば足りぬ わけ合えば余る
うばい合えばあらそい わけ合えばやすらぎ
うばい合えばにくしみ わけ合えばよろこび
うばい合えば不満 わけ合えば感謝
うばい合えば戦争 わけ合えば極楽

相田みつを「わけ合えば」

という詩があります。

自分のことだけではなく
他者を想う気持ちが幸せへの近道ではないでしょうか。

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令和6年2月 海徳寺 寺報https://kaitokuji.net/jihou_r6_02/Wed, 31 Jan 2024 22:00:00 +0000https://kaitokuji.net/?p=21660

誰かのために みんなそれぞれの立場で懸命に生きてます。健康な人であれ、病気の人であれ、本当にそう思います。善をなして悪をなさない人はなおさらです。仕事や家事、育児、介護、勉強、鍛錬…。すべて誰かのためになろうとする善です ... ]]>

誰かのために

みんなそれぞれの立場で懸命に生きてます。健康な人であれ、病気の人であれ、本当にそう思います。善をなして悪をなさない人はなおさらです。仕事や家事、育児、介護、勉強、鍛錬…。すべて誰かのためになろうとする善です。
反対に悪とは故意に誰かに迷惑をかけること、また人や生き物などの心身を傷つけることです。それは自分の「生」の価値を下げます。そんなことをしなくても個々に価値は十分にあります。気づかないだけで一生懸命生きている別の側面が必ずあるからです。それがわかれば世の中はどんどん良くなっていくでしょう。
時には自分の存在を空しく思うこともあるでしょう。これを書いている私も同じです。でもやっぱり明日も生きていかなくてはなりません。誰も傷つけず、逆に誰かを助けながら、ともに生きていきましょう。

出典:日蓮宗ポータルサイト『今月の聖語』 2023年2月号

コロナ禍も早四年が経過し、今年の正月は海徳寺にて久しぶりに一同に会しての祈祷会を行いました。祈祷会終了後、皆様と一緒に境内にて会食している時に、スマホの緊急地震速報が一斉に鳴り始めました。そんな矢先の地震で、海徳寺での揺れもかなりでした。

徐々に被害状況が明らかとなりつつあります。倒壊した家屋。焼け野原となった輪島の街。四メートルも隆起した海岸線。テレビを通じて見る被災地の光景に、ただただ唖然とするばかりです。

日蓮宗新聞を通じて、能登半島の日蓮宗寺院も壊滅的な状況であることを知りました。石川県や富山県は浄土真宗の信仰が盛んであることが知られておりますが、能登半島は日蓮宗と大変深いつながりがある地域です。羽咋市には北陸唯一の本山・妙成寺。日蓮宗の熱心な信者であった日本画家・長谷川等伯は七尾市出身。ちなみに、忍者寺で知られる金沢の妙立寺も日蓮宗のお寺です。

被災地の復興のために自分たちができることは限られています。しかし、こんな状況だからこそ、自分のことを忘れ誰かのためにという仏教の「忘己利他」の精神が改めて大切だなと思うようになりました。被災地の方々の笑顔を取り戻せるよう、微力であっても自分達でできることを行っていきましょう。

今回の能登半島地震で被災された方々にお見舞い申し上げるとともに、被災地の方々が一日も早く穏やかな日常生活を取り戻せますことを心よりご祈念申し上げます。

海徳寺住職:加藤智章

令和6年2月 海徳寺 寺報

令和6年2月海徳寺寺報
令和6年2月 海徳寺寺報
令和6年2月海徳寺寺報
令和6年2月 海徳寺寺報
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令和6年 新年祈祷会の模様https://kaitokuji.net/%e4%bb%a4%e5%92%8c6%e5%b9%b4-%e6%96%b0%e5%b9%b4%e7%a5%88%e7%a5%b7%e4%bc%9a%e3%81%ae%e6%a8%a1%e6%a7%98/Sat, 06 Jan 2024 05:08:20 +0000https://kaitokuji.net/?p=21342

令和6年1月1日(月)14時より海徳寺本堂にて新年祈祷会を行いました。大勢の方にお参りいただきありがとうございました。 本年は法要後に福引を開催。当たりの方にはじゃんけんをしていただき勝った方から順番に豪華景品が授与され ... ]]>

令和6年1月1日(月)14時より
海徳寺本堂にて新年祈祷会を行いました。
大勢の方にお参りいただきありがとうございました。

本年は法要後に福引を開催。
当たりの方にはじゃんけんをしていただき
勝った方から順番に豪華景品が授与されました。

また子供限定でのお菓子のつかみ取りも開催。
小さな手にいっぱいのお菓子、夢、希望、
そしてお賽銭?をつかみ取っていました。

また本堂前では、
とん汁、コーンスープ、あまざけをご用意。
さらに焼き鳥やフランクフルト、お餅も焼き、
新年にふさわしいお飲み物もご用意ました。

なかでも一番人気だったのは「わたあめ」でした。
お参りに来た子供たちが自分たちで一生懸命に作っていました。

しかし、当日は時折強い風が・・・。
わたあめまみれになりながらも楽しそうでした。

笑顔のあふれるお正月でした。

皆様にとって本年が良い年となりますよう
心よりご祈念申し上げます。

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令和6年1月 海徳寺 寺報https://kaitokuji.net/%e4%bb%a4%e5%92%8c6%e5%b9%b41%e6%9c%88-%e6%b5%b7%e5%be%b3%e5%af%ba-%e5%af%ba%e5%a0%b1/Mon, 01 Jan 2024 15:37:42 +0000https://kaitokuji.net/?p=21331

師を求めよう 人生という道に迷った時に頼りになるのが、道しるべを示してくれる「師」の存在です。 SNSなどで情報があふれ、現代人は何が本当なのか困惑してしまいがちです。経済的利益のみを追求し、時間に追われる人。人間関係に ... ]]>

師を求めよう

人生という道に迷った時に頼りになるのが、道しるべを示してくれる「師」の存在です。

SNSなどで情報があふれ、現代人は何が本当なのか困惑してしまいがちです。
経済的利益のみを追求し、時間に追われる人。人間関係に疲れ、生きる喜び・やりがい・目標を失っしまった人。
私たちはみな苦しみや悩みを抱えて生きています。

人生に疲れ切って動けなくなる前に、周りの人に道を尋ねましょう。
相談したり、助けを求めましょう。その人は年上の人であるとは限りません、あなたより若い人かもしれません。
凝り固まった先入観を打ち破り、あなたの知らない考え方や進むべき方向を示してくれる人が「師」です。
「師」とは人生観を共有する友でもある可能性もあります。
人生は成長の旅。良き「師」との出会いがきっとあなたの人生を豊かにします。

出典:日蓮宗ポータルサイト『今月の聖語』 2023年12月号

令和六年となりました。昨年はどうでしたか。
私は一昨年から若い僧侶の方々の訓育に携わることが多くありました。
自らを「師」とは言えませんが、若い僧侶の方々のこれからの人生の糧になればと、自分が今まで僧侶として培ってきた考え方や神仏に対する思い等を行動として見せたつもりです。
そこから何か少しでも感じ取って学んでくれていたならば嬉しい限りです。これから先の人生で尊敬できる「師」を大勢見つけてくれればと思います。
たとえ年下であっても学ぶべきことは沢山あります。私自身、すごいなぁと尊敬できる若い方々が大勢いました。自分もやってみよう、真似してみよう。と。
 
また、歳の近い方々とは先生と生徒という関係を超え良き友として様々なことを話し合いました。こうした出会いにも感謝しています。
大勢の人と出会い、話し合い、様々なことを吸収する。きっとそこで大事なのは相手の考えを受け入れること。
自分の考えだけが正しいとは限りません。スポンジのような心が大切です。
それが自分の考え方をさらに大きくし多方向へ伸ばします。
 
一人では思いつかないこと、解決できないこともみんなで話し合えばきっと光は見えるはず。
今年の目標はスポンジになる。そして沢山のことを吸収したい。皆さんは目標は決まりましたか。
本年が皆様にとってより良い一年となりますよう心よりご祈念申し上げます。  
(海徳寺山務員・山田甲希)

令和6年1月 海徳寺 寺報

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令和5年12月 海徳寺 寺報https://kaitokuji.net/jihou_r5_10-2/Thu, 30 Nov 2023 21:00:00 +0000https://kaitokuji.net/?p=21284

ものの見方 『是日尼御書』は、佐渡の是日尼に対してで、夫が身延の日蓮聖人の下に給仕に上がったことへの礼状。 身延に入られた聖人はこの時期体調を大きく崩しつつも弟子信徒に対し精力的に教化活動をされていました。しかし一方では ... ]]>

ものの見方

『是日尼御書』は、佐渡の是日尼に対してで、夫が身延の日蓮聖人の下に給仕に上がったことへの礼状。

身延に入られた聖人はこの時期体調を大きく崩しつつも弟子信徒に対し精力的に教化活動をされていました。しかし一方ではご自身の死期も脳裏をかすめておられたのかも知れません。
あの世、すなわち霊山浄土においても弟子信徒との変わらぬ契りを結んでおられたのです。

出典:日蓮宗ポータルサイト『今月の聖語』 2021年7月号

先月よりNHKカルチャースクール『法華経に学ぶ』という講座を受講するようになりました。普段の法話では、難解な仏教用語を極力避けるように努めています。しかし、僧侶になってから二十年以上経過し、気づかないうちに専門的な言葉を発していることもあります。そういったことから、一般の方を対象とした講座を受講してみたいと思ったことがきっかけです。

初めての講義で登場したのが第五十五代内閣総理大臣・石橋湛山さん。体調不良の為、在職六十五日で辞職しますが、父親は身延山久遠寺第八十一世・杉田日布法主で、日蓮主義による政治を目指した方です。

総理大臣になる前の昭和十九年にこんなエピソードがあります。当時、東洋経済新報社の社長だった石橋湛山さんは、三大新聞の社長を集め、次のような提案をします。それは、会社の財産を全て処分し、従業員にできる限りの退職金を渡し、残ったお金で三大新聞に全面広告を打つと。内容は、

「くだらない戦争すぐやめろ。文責・石橋湛山」。

新聞社の社長が怖気づいてしまい、この広告が掲載することはありませんでしたが、何故このような広告を考えたかといえば、

「今、日蓮聖人がおられたらどうするかを考え、私はそうした」と。

また、石橋湛山さんと似たような行動をした方に、東芝やIHIの会長であった土光敏夫さんの母親・土光登美さんのエピソードも登場しました。登美さんは、戦争に突入している我が国を憂い、日本の将来を良くする為には、正しい考え方をする女性を育てることが大切だと考え、法華経の教えを柱とする橘学苑という女学校を創立します。

「あの世で日蓮聖人とお会いした時に、おまえは戦争を止めるために何かしたのかときっと問われるだろう」。

「今、日蓮聖人がおられたらどう考えるか?」。今回の講義を受講し、とても大切な問題意識を教えていただきました。

海徳寺住職:加藤智章

令和5年12月 海徳寺 寺報

令和05年12月 海徳寺寺報
令和05年12月 海徳寺寺報
令和05年12月 海徳寺寺報
令和05年12月 海徳寺寺報
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