怒りと付き合う
心の宝を傷つける根本に貪り、愚痴、怒りの三毒があります。この3つは互いに絡み合っていますが、中でもまず生じるのは怒りではないでしょうか。
最近は心理学でも「アンガーマネージメント」という怒りへの対処法の研究が行われています。それによればカッとした時、最初の6秒が重要だとか。その間、いかに心をコントロールするかによって沈静するか増幅するかが変わってくるとのこと。
ところですでに仏さまはそのコントロール法を用意して下さっていたのです。カッとしたら心の口で唱えて下さい。「南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経」「はい6秒!」。
今年の目標にしてみて下さい。
令和八年となりました。新しい元号になりもう八年もたったのかと改めて時の流れの速さに驚きます。さて、皆さん。昨年はいかがでしたか。なぜか一月号にあたる機会が多く、毎回同じことを聞いている気がいたします。そんな昨年の私の目標は。ぜひ昨年の一月号をご覧ください。
日本では古来より和風月名(わふうげつめい)と呼ばれる月の呼び方があります。旧暦や季節感に合わせたもで一月は睦月(むつき)と言います。諸説ありますが、正月に家族や親戚等、皆で集まり仲睦まじく過ごす月。なのだそうです。確かに新年になり気持ちも新たに親族や友人、縁のある方々と会い、今年一年が良い年になる事を喜び願う。そんな情景が目に浮かびます。
私たちは様々な縁によって生かされています。目に見える縁もあれば、目に見えない縁もあります。思い出してみてください。縁の無い人間なんていないのです。しかしながら喧嘩をしたり、会う機会が少なくなり縁遠くなったり、縁が薄れてしまうことがあります。
せっかく縁があって出会った私達です。正月のお祝いムードで連絡なんてしてみてはどうでしょう。仲睦まじく。先人たちの想いと願いは、皆仲良く。ってことです。きっと諸天善神もご先祖様も「みんな仲良く」と言っているはずです。さあ一年の始まりです。一つ仲良くはじめてみましょう。
(海徳寺山務員・山田甲希)
令和8年1月 海徳寺 寺報



